宇宙シロクマ

Tuscan Blue's blog

『虫籠の錠前』先行上映トークイベント 感想

2/19更新

🍉「カゴロク」の章の最後に拡樹さんの演技について追加

目次

 

虫籠の錠前 先行上映トークイベント 

 

2019年2月9日(土)

1部 14:15~、2部 16:20~

109シネマズ木場シアター3

登壇:

カゴロク 鈴木拡樹さん

ナナミ 清原翔さん

監督 豊島圭介さん

プロデューサー 飯干紗妃さん

司会:

アナウンサー 渋佐和佳奈さん

 

🍉こちらの公式サイトで予告が見られます

 

3月22日(土)から、鈴木拡樹さんと清原翔さん主演のドラマ「虫籠の錠前」がはじまります!

WOWOW、毎週金曜22:00~22:30、全8話)

 

その1話と2話を、先行上映会で見てきました。

 

トークイベントも40分ほどあり、とても楽しい時間が過ごせました。

 

WOWOWさん、どうもありがとうございますʕ^ᴥ^ʔฅ

 

初回は無料放送なので、契約していない方もぜひごらんになってみてくださいね。

 

新規加入はこちらでできます。

 

予告を見て、シリアスで複雑なサスペンスを想像していたのですが、まったく違っていて驚きました。

 

意外にもコメディ要素が多くて、笑いどころがたくさんある楽しいドラマだったのです。

 

それでいて奥深そうな森の気配もあるので、先の展開が楽しみです。

 

拡樹さんも「肩の力を抜いて見てください」と言っていたので、ぜひお気軽に見てみてくださいねʕ^ᴥ^ʔฅ

 

 

新しいドラマ

 

 

飯干プロデューサーが「2次元を意識して作った、アニメや漫画に近いドラマ」とおっしゃっていたのですが、まさにそのような作品でした。

 

バッカーノ!』や『デュラララ!!』シリーズの成田良悟先生なら「2次元っぽさ」をつくってくださるだろうと考えて原作を依頼したそうです。

 

鑑賞中、時折、まるで漫画を読んでいるような錯覚をおぼえることもあったのですが、正確には漫画とは違っていて、漫画原作のドラマを見ている感覚ともまた違っていました。

 

新しい感覚があったのです。

 

 “漫画的な演出” を多用しているドラマとも、また少し違っているようでした。

 

「2次元の実写化」ではない、一から創る新しいドラマのはじまりなのかも、という印象をうけました。

 

2.5次元」という言葉が生まれる前からある「漫画アニメ実写化」の経験と、2.5次元での経験をそのまま生かして、なおかつ新しい分野を切り開こうとしているのではないかと思います。

 

 

映像の歴史は、まだほんの120年程度です。

 

その間、さまざまな演出、演技、撮影方法の変遷があったわけですが、その最先端に、このドラマがあるのではないでしょうか。

 

そしてそのような革新的な作品の主役には、鈴木拡樹さんが最適でしょう。

 

これまで2.5次元で得てきた経験と技術が生かせますから。

 

それに、拡樹さんは開拓者になりたい人だからです。

 

 

この新しいジャンルがこの先どうなるかは、『虫籠の錠前』にかかっているのではないでしょうか。

 

そう考えると、期待が高まる一方ですね!

 

 

カゴロク

 

🍉ここから先はネタバレを含みます🍉 

 

 

拡樹さんが演じるカゴロクは、野生児のように純粋で、本能のままに行動します。

 

加減を知らないので、いつでも本能のまま全力なのではないかと思います。

 

走るのも握手するのも食べるのも……。

 

でも、ただの野生児ではなく、物事の本質を見抜く力もあるのです。

 

たとえば、ロッカーシーン。

 

敵から逃亡中、ナナミはカゴロクをロッカーの中に隠して「出てくるな」と言います。

 

ところが、カゴロクはロッカーの中で声を出してしまい、敵に居場所が見つかってしまったのです。

 

それがいかにもド天然なセリフだったので、ナナミにとってはまさに「あーあ!」な瞬間でした。よりによってなぜ今、声を出す?

 

すべてが終わってふたりが自由になったとき、その理由が初めて明かされます。

 

カゴロクが、「声を出さなかったら、ナナミが死んでた」とつぶやいたのです。

 

そのセリフに、はっと胸をつかまれました。

 

(そうだったのね、カゴロク……)

 

確かに、あのまま黙っていたら、ナナミは確実に殺されていたでしょう。

 

ナナミが死なないようにするには、そして「ロッカーから出ない」というナナミとの約束を守るためには……?

 

そのふたつを両立させた結果が、あの言動だったのです。

 

このエピソードから、カゴロクは、一見、何も考えていないようでいて、実は頭の中でいろいろと考えているのだということがよくわかります。

 

その思考過程が、他人からはわかりずらいだけなのです。

 

思ったことを修飾することなくズバッと言動に移すので、常識にとらわれて社会生活をしている周囲の人々はびっくりしてしまうのでしょう。

 

とても純粋なひとだと思いました。

 

 

🍉追記🍉

 

 

カゴロクの性格や背景がうかがえるような演技もとてもよかったです。

 

拡樹さんが細かく人物設定をしているということが伝わりました。

 

たとえば、ナポリタンをものすごい勢いで食べるシーン。

 

今にも手づかみで食べそうなほどの勢いがあったのですが、フォークを使っていて、その持ち方が小さい子のように独特なのです。

 

「フォークを使って食べるということはかろうじて知っているけれど、使い方はちゃんと教えてもらったことがない」ということがわかる持ち方、食べ方でした。

 

カゴロクがこれまでどのような環境にいたのか、いろいろと想像できます。

 

また、ナナミから四つ折りにした一万円札をもらったときのお芝居もよかったです。

 

折り目をまっすぐのばそうとして、握った手で一生懸命ゴシゴシこすっている様子に個性があらわれていました。

 

 

カゴロクは、お金が好きなのかな?

 

お金のこともあまりよく知らなそうなのですが、「お金が欲しい」という気持ちは伝わってきました。

 

何か過去があってお金に執着するのでしょうか。

 

もっとも、カゴロクの性格からして「執着心」というほどのギラギラした気持ちは感じられなかったのですが、なんとなく、ふんわりと、お金が欲しそうでした。

 

「お金」というものがあれば、何かができると思ってそうです。

 

何か目的があって、お金を貯めたいのかもしれませんね。

 

先の展開が楽しみですʕ๑′ᴥ‵๑ʔ

 

 

ナナミ

 

 

清原翔さんを拝見するのは初めてだったのですが、とても雰囲気のあるかっこいい方でした。

 

ご本人によると、あまりお話するのは得意なほうではなく、饒舌で世渡り上手なナナミとは性格がずいぶん違っているため、演じるにはスイッチを入れる必要があったそうです。

 

たたずまいが、ナナミにぴったりだと思いました。 

 

劇中、とてもいい表情を見せていたのも印象的です。

 

カゴロクが「声を出さなかったら、ナナミが死んでた」と言ったときの反応も、ナナミの性格があらわれていてとてもよかったです。

 

心の中で、そうだったのか、と思いつつも、それを素直にあらわせない不器用さが感じられました。

 

 

1、2話を見たかぎりでは、当初はナナミが主役で構想されたドラマなのではないかという印象をうけました。

 

もしこの作品が漫画や小説だとしたら、ナナミが語り手の主人公になっていたのではないかと思います。

 

(監督によると、この企画は、まず拡樹さんを主役に想定して始まったそうです。最初は拡樹さんをナナミにしようかと思っていたけれど、彼は端正な役をすることが多いので、これまでとは違う役を当てたいという考えから野生児のカゴロクにしたとのことです。) 

 

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トークイベント

 

 

おもしろいお話がたくさん聞けました!

 

印象に残ったことをいくつか書きますね。

 

 

アクション

 

 

豊島監督は、撮影でこだわった部分として、カゴロクのアクションシーンをあげていました。ワイヤーも使ったそうです。

 

「アクションにも色々なスタイルがあります。刀剣乱舞のような端正なアクションではなく、拡樹くんの野生児のような動物感のあるアクションを見て欲しい」と、おっしゃっていました。

 

 

超能力

 

 

「欲しい超能力は何ですか?」という質問に、拡樹さんは、「いつでも健康でいられる超能力」と答えました。

 

「風邪をひかない、ケガをしない、ずっと起きていられる超能力」が欲しいと……

 

それを聞いて、拡樹さんはあまりに忙しくて、眠る時間がなくて、本当に疲れているのだと思いました。

 

(雑誌のインタビューで、「南の島に行きたい」と答えているのも、その影響なのではないかと思います。)

 

役者は体が資本ですし、特に、拡樹さんのお仕事は代わりが効きませんから、いつでも健康でいる必要がありますよね。難しいことです。

 

時々、本当に、「寝なくても大丈夫だったらいいのに……」と思うことがあるのではないでしょうか。

 

わたしも、時々、そういうことを考えるので、「どうか寝てください……😢」と思いつつも、しみじみと共感しました。

 

考えたことのない方は、「なぜそんな能力を?」と不思議に思うかもしれませんが、この能力は、本当にすばらしいんですよ。

 

人間なので睡眠をとらないと心身共にぼろぼろになってしまいますよね。

 

もしまったく眠らなくても健康でお肌の状態もよかったら、どんなに素敵でしょう。

 

不眠対策に、「ベッドに入った瞬間、眠りにつけて、予定した時間に気持ちよく目覚められる超能力」も欲しいですね! 

 

(長年、そういう機能のあるベッドが開発されてほしいと思っています…… )

 

拡樹さんはさらに、「いつでも健康でいられる超能力は、CGがいらない」とも言っていました。

 

つまり、制作費がかからないので予算にやさしい超能力だという意味です。

 

(超能力CGはお金がかかりますからね……)

 

予算にまで配慮するところが拡樹さんらしいジョークだと思いました。

 

 

正解と地雷

 

 

撮影に入る前、ひと月ほどワークショップのようなリハーサル期間があったそうです。

 

ドラマは顔を合わせてすぐに撮影に入ることも多いので、リハが長くてよかったのではないかと思います。

 

拡樹さんは、リハで監督から「正しいということを求めすぎ」だと言われたので、自分が間違っていると思うプランを積極的にやってみることにしたそうです。

 

もしダメだったら監督が止めてくれるだろうと思って、積極的に地雷を踏むようにしていったと語っていました。

 

印象的なお話でした。

 

拡樹さんは自分の中に「理想」があって、それを常に求めて演じるタイプだと思うからです。

 

それが監督には「正しいことを求めすぎ」に見えたのかもしれませんね。

 

みずからの理想の殻をやぶった拡樹さんを見ることができるのでしょうか……?

 

楽しみですねʕ^ᴥ^ʔฅ

 

 

走るカゴロク

 

 

2話のラストで自由になって、笑いながら全力疾走するカゴロクがすばらしかったです。

 

本気の走り。

 

最初は、「きれいなフォームだな~」と思いながら見ていたのですが、途中から「……え!?」っと思うほど速くてびっくりしました。

 

よく考えてみたら、拡樹さんからランニングのお話は何度か聞きましたが、全力で走っているのを見るのは初めてです。

 

本当に速いんだなあと感動しました。

 

そして、全身から自由になった喜びがあふれていて、カゴロクという人間が伝わってくる走りでした。

 

これがクランクインのカットだったそうで、監督は、その様子を見て「これならカゴロクは大丈夫」だと確信したと語っていました。(同感です!)

 

拡樹さんによると、まるで当書きされたかのように走るシーンが多かったそうです。

 

趣味のランニングをこんなにも生かせた作品は初めてで、走れたおかげでストレスがたまることもなかったと言っていました。

 

よかったですねʕ^ᴥ^ʔฅ

 

今後も走るカゴロクを見られそうで、とっても楽しみです。

 

 

仮面ライダーアマゾン

 

 

監督から「野生児のようにやって」と言われた拡樹さんが、まず思い浮かべたのは『仮面ライダーアマゾン』だったそうです。

 

知らない作品でしたので、調べてみました。

 

Amazon CAPTCHA

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カゴロクが戦うときに重心を低くするのは、アマゾンを参考にしたそうです。

 

そう説明しながら、鋭い目つきで、(この画像のように)さっと重心を低くして客席にむかって斜めに構えるポーズをとってくれました。

 

 

テレパシー

 

 

監督によると、拡樹さんと清原さんは、お互いに無口なタイプなので、ふたり一緒の楽屋に入っていったらシーンとしていることがよくあったそうです。

 

でも、会話がないように見えても、実は、拡樹さんは(いつものように)頭の中でいろいろと清原さんに語りかけていたそうです。

 

そして清原さんも、その言葉をちゃんと受け取って返していたそうで、「むしろ会話中なのに監督が途中で入ってきたなって思った」と言ったのでバディ感がありました。

 

沈黙が気にならない相手って、いいですよね ʕ๑′ᴥ‵๑ʔ

 

 

選択

 

 

「ナナミにキャスティングされてどうでしたか?」という質問に、清原翔さんは「うれしかったです」と端的に答えたのですが、監督に「何かにたとえて」とうながされたので、「日本がアジアカップ優勝したくらいうれしかった」と答えたのですが……

 

 

拡樹さんによると、清原さんと拡樹さんはお弁当の選択が一度も合うことがなかったそうです。

 

いつもお肉とお魚の二種類が用意されていたのですが、一度もかぶらない。

 

毎日、密かに観察していたなんて、いかにも拡樹さんらしいですね。

 

あまりに続くので、ちょっとおもしろかったのかもしれませんね。

 

心の中で、「よし、きょうもかぶらなかった」と思ったりしていたんでしょうね。

 

でも伝えない。

 

伝えたら、かえって相手に意識させてしまいますからね。

 

そして最後の日に、満を持して、「一度もかぶらなかったね」と伝えたそうです。

 

清原さんは全然気づいていなくて、びっくりしたそう。

 

拡樹さんが、笑顔で「その瞬間が、僕にとってはアジアカップ優勝でした!」と言ったので場内は爆笑でした。

 

きょうもトークが冴えてますね~!

 

清原さんが、「そんなことを言われたら、僕のキャスティングの喜びが薄れちゃうじゃないですか~~」と言っていたのもおもしろかったです。

 

 

楽しいトークイベントをありがとうございました。

 

3話を見るのが待ち遠しいです。

 

ʕ ❛ᴥ❛ʔฅ~~💓

 

虫籠の掲載情報

 

 

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ここまで読んでくださって、どうもありがとうございます。

 

こんなに素敵な絵が描かれた贈り物をいただきました。フォンダンショコラです。

 

どうもありがとうございますʕ๑′ᴥ‵๑ʔ とってもおいしくいただきました💕

 

わたしには特に故郷のような場所はないので、「地元のお店です」という宝物のような言葉がうれしかったです✨ 

 

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トークイベントの最後にサインをしたポスター

 

「1部」は、maidigitvのyoutube公式チャンネルで配信されています。 

 


 

こちらで「1部」のみ書き起こしが読めます。