宇宙シロクマ

Tuscan Blue's blog

天蘭アフタートーク!(鈴木拡樹さん、廣瀬智紀さん)


 

鈴木拡樹さんと廣瀬智紀さんの下弦ふりかえり対談が、「Stage fan vol.2」に掲載されています!

 

「『髑髏城の七人』アフタートーク」と銘打たれている記事は初めてでしたので、期待していました。

 

🍉メディアボーイ MOOK

Stagefan[ステージ・ファン] vol.2

発売日:5月26日(土)

定価:880円

http://www.mediaboy.co.jp/c7/60604_65.html

 

🍉こちらに雑誌未掲載の写真がのっています

編集部ブログ - Sparkle web スパークル公式

 

全8ページのほとんどが天蘭のお芝居についてのお話で、読みごたえがありました。

 

おもしろくて楽しくて、知りたかったことが語られていて、大満足ですʕ^ᴥ^ʔฅ

 

ふたり一緒の写真も楽しそうで、眺めていると自然にほほえんでしまいます。

 

読み終えたら笑顔になるけれど、心は天蘭のいる冬の関東荒野に舞いもどってしまって、なんだかちょっと切なくもなってしまう……そんな素敵な記事でした。

 

 

  

廣瀬智紀さんのブログによると、取材は、宮野真守さんのラジオの収録前だったようですね。

 

この対談のあとに、ラジオでのあの盛り上がりがあったのだと思うと、さらに楽しくなってしまいますねʕ ❛ᴥ❛ʔฅ📻

 

  

感動したことがたくさんあるのですが、きょうは、3つだけ書きますね。

 

 

(1)天蘭の心理戦

 

 

拡樹さんが天蘭の「心理戦」と言っていたのでうれしかったです。

 

あれはまさに心理戦でした。

 

2幕冒頭、口説きの場、天魔王と蘭兵衛の言葉による対決シーンのことです。

 

1月31日と2月5日の公演レポに、その一端を書いています。

(※お芝居は、日によって違っていました)

 

 


わたしは特に、夢見酒の前の、前半が好きでした。

 

天魔王の説得力が戦慄するほど凄かったからです。

 

1月後半あたりから、ふたりの芝居が加速して良くなっていって、鬼気迫る熱演でした。

 

ずっと「レポにしたい」と思いつつも、あまりに熱量が大きくて書きあぐねていたシーンです。

 

書き終えたときは、「やっと書けた……」と、ほっとしたことを憶えています。

 

 

できることなら、もういちど冬の髑髏城にもどって、天の口説きを聞いてみたいです……

 

 

 

(2)想像の余地

 

 

「お芝居で観客に想像させる余地をつくる」というお話が、とても興味深かったです。

 

下弦に通っていた当時、わたしがいつも考えていたことだからです。

 

 

わたしは下弦の感想をたくさん書いてきましたが、これが唯一の解釈だと思ったことはありません。

 

感想というものは人によって違うのが自然なことだからです。

 

たとえば、舞台は映像と違って、観客が自分の目でカット割りをしますよね。

 

そのため、人によって見るところがまったく違います。

 

中央でセリフを言う役者を中心に見る人もいるでしょうし、

端にいる好きな役者を見つめている人もいるでしょうし、

全体を眺めている人、

こまかい表情を観察している人、

セットや小道具が気になっている人……

さまざまです。

 

たとえ同じ舞台を見ていたとしても、実は、それぞれの観客が違うものを見ているのです。

 

それゆえ、感想はそれぞれ異なっていて当たり前なのです。

 

また、わたしの感想が役者さんの意図と同じだとも思っていません。

 

むしろ、「違うかもしれない……」と思いながら書くことのほうが多いのです。

 

天魔王の演技について書いているときも、

 

「もし鈴木拡樹さんがこれを読んだら、『え、俺、そんなこと考えたこともなかった……』って思うかもしれないなあ……ʕ•ᴥ•ʔ💦……いやむしろ思うはずなのであまり断言しないほうがいいかも……助詞と語尾を変えて……ああ、でもそうすると説得力がまるでなくなる……ただでさえ日本語はあいまいだから……」

 

などと、いつも悩んでいました…ʕ;´ᴥ`ʔ💦

 

もちろん、役者さんの意図とぴったり重なる感想をもったとすれば、それはそれでとてもうれしいことですし、感動します。

 

でも、観客(=鑑賞者)が役者(=表現者)の意図とまったく違う感想を持ったとしても、それはそれで凄いことなのです。

 

この場合、表現者は自分の想像をこえた新しい世界を生みだしたということになるからです。

 

 

芸術において、創作者が無意識のうちに生みだしたものを鑑賞者が見出す、というのはよくあることです。

 

創作者は、鑑賞者の意見を聞いて初めて自分の深層心理を知る、ということも多々あるのです。

 

そして才能のある創作者は、たとえ自覚がなかったとしても、知らず知らずのうちに、結果として凄いものを生みだせてしまうものなのです。

 

歴史が証明しているように───絵画でも音楽でも小説でも───芸術とは、創作者の手を離れたところで大きく開花していくものなのです。

 

演劇においても、同じことがいえると思います。

 

凄い演技であればあるほど、観客の想像力を刺激して、世界観を豊かに広げていくのではないでしょうか。

 

「わたしの感想は鈴木拡樹さんの意図とは違っているかもしれない……」と不安になるたびに、このことを思いおこして、なんとか書き続けてきたのでした。

(そうしないと、こわくて何も書けなくなってしまいますからね💦)

 

ですから、拡樹さんと智紀さんの会話を読んで、とてもうれしかったのです。

 

 

……でも!

それはそれとして、役者さんの演技の意図を聞くことはとても勉強になってうれしいので、ぜひ!もっとお話してほしいですʕ ❛ᴥ❛ʔฅ~~💓

 

演技のお話を聞くたびに、下弦の髑髏城があざやかによみがえってきて、幸せな記憶となるのです。

 

 

 

 (3)「幸せ」

 

 

廣瀬智紀さんが、一番強かったのは「幸せ」という気持ちだとおっしゃっていました。

 

また、拡樹さんも「W! VOL.18」のインタビューで、全公演をやりとげてみて、「もっともっとやりたかったな、という思いになった」と語っていらっしゃいました。

W! VOL.18 Stage Premium|株式会社廣済堂出版 kosaido publishing

 

 

まわる髑髏城への出演は、心身ともに過酷です。

 

初めて客演したおふたりが、髑髏城で幸せで、終わってからも「もっとやりたかった」と言ってくれるのは、とても素敵なことだと思います。

 

新感線のスタッフと座組のみなさんがすばらしかったということの証左だとも思います。

 

 

「幸せ」という言葉を読んで、わたしも幸せな気持ちになりました。

 

 

できることなら、拡樹さんと智紀さんがまたキャスティングされますように。

 

天蘭が見られますように。

 

心から願うと共に、これからも新感線にいくたびにアンケートなどでお願いし続けようと思います

ʕ^ᴥ^ʔฅ

 

f:id:tuscanblue2015:20180526190305j:plain

 

「What's 2.5D?」の記事にコメントと星をありがとうございます。

お返事を書きましたʕ ❛ᴥ❛ʔฅ~~💓